インターネットを利用するまでの流れ
屋内ルータの設定
光回線が屋内に引き込まれ、ONU、もしくはルータ機能を持った「光モデム」が設置された場合、その設置機器に無線LAN機能がない場合は独自に無線LANルータを設置することになる。
昔は有線の設定をしたのだが、今はスマホなどを含め無線LANで運用することが主流である。
「ルータ」というのは家庭内で利用する場合、インターネット側に割り当てられたグローバルアドレス(世界中でただ一つ)を家庭内にだけ適用するプライベートアドレスに変換する機器である(データの流れを変換する装置、ルートを変更する装置が「ルータ」である)。
光回線を契約して設置された機器がルータ機能を持っている場合、その機器が無線LAN機能を持っていればそのまま利用することもあるが、その機能を持たない場合は「無線LANルータ」を独自に設置することが多い。
「ルータ」の下位にさらに「ルータ」を置く意味はあまりないので、新たに設置する無線LANルータは「ルータ」ではなく「ブリッジ」として設定する。
「ルータ」はネットワークアドレスを変更してしまうが、「ブリッジ」はネットワークアドレスを変更しない。
AppleのTimeCapsulのような無線LANルータを設置する場合、無線LANのSSIDとパスワードをその機器に設定する。
SSIDについては例えば、TimeCapsulで言えば「applezone」とか「applezone 5G」と設定してある。
無線LANには大きく分けて、2.4Ghz帯と5Ghz帯を利用するものがある。
屋内で利用するなら5Ghzの方が高速である。
ここがややこしいのではあるが、上述の「applezone」などのSSIDをユーザが設定するためには、それぞれの無線LANルータへのログインが必要となる。
無線LANルータにログインすると、SSIDの名前やパスワードを変更することができる。それ以上の細かい設定も可能だ。
Apple製品のルータの場合は、Macの「アプリケーション」フォルダにある「ユーティリティ」フォルダにある「AirMacユーティリティ」を使う。
ちなみにこのアプリを使うと、前述のPPPoE設定を設定することもできる。
これも一回設定してしまえば、それを変更する必要はそれほどない。
ちなみにSSIDを変更するのは主にセキュリティ向上のためである。というのもメーカによってSSID名に特徴があり、どこの会社の製品を使っているのかSSIDを見ればすぐにわかるためだ。
ルータ自身にセキュリティの脆弱性がある場合、そのメーカ製のルータ等の機器がターゲットになる可能性がある。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません