聞いておくべき音楽について(その1)

2019年6月19日

聞いておくべき音楽とは

音楽の好みは様々でこれを聞いておけと強制することはできないが、一度は聞いて欲しい音楽というものがある。

その音楽はその時代を象徴する楽曲であったり、その時代を明確に示す音楽であったり、のちに大きな影響を与えることになるものだったりする。

それは好みというよりも、その時代を理解するとともに後の時代、つまり現在を理解するために必要な音楽であったりする。

それをいくつか紹介する。

資料には基づかない、自分の記憶を頼りに 書いていくので誤りがあるかもしれないが、それは大したことではないので、そのまま書き進めることにする。

曲としては1曲だけ紹介する場合でも、その曲を含むアルバムを紹介することにする。

代表的な曲の数々

まずはこれを見て欲しい。

Queen – Live at LIVE AID 1985/07/13

Queenが1985年にウェンブリースタジアムで行われたAids撲滅のために行われたチャリティコンサートの一部である。

Queenのボーカルであるフレディ・マーキュリーはAIDSで若くして亡くなってしまうのだが、この時のライブでQueenは一時代を築いたと言っても過言ではない貴重なライブである。

ギターを引いているブライアン・メイは存命である。

このライブの最初の曲である「Bohemian Rhapsody」は必聴の曲である。

曲の構成からもともとライブでは不可能と言われた曲で、バラードから始まり、オペラに続き、ロック、そしてまたバラードに終わる名曲である。

曲としては長いのは確かだが、その長さにも意味がある。歌詞も検索すれば出てくるのでみるといいだろう。

次の曲が「Radio Gaga」であるが、アメリカの有名な女性ボーカルである「Lady Gaga」はこの曲名が由来と言われている。

映画「Bohemian Rhapsody」が大ヒットしているが、Yuotubeに上がっている動画を見ても当時の迫力は十分に伝わる。

このライブが行われたのはウェンブリースタジアムであるが、隣接するウェンブリー・アリーナで初めてライブを行った日本人は「Bayby Metal」である。

他の曲たち

次にあげるのが「Tears for Fears」である。

このアルバムは歴史に残るアルバムと言われるほど完成度が高く、このアルバムの評価が高すぎたため、後の活動に支障をきたすことになった。

有名な曲は「Everybody Wants To Rule the World」であるが、個人的には「Head Over Heels」を推す。

次にあげるミュージシャンは「Roxy Music」である。

有名なバンドではあるものの、「Avalon」というアルバムを出してから、そのアルバムのあまりにも高い完成度から次のアルバムを出すことができず、解散に至ったバンドである。

このアルバムの中でも最初の曲である「More than this」が素晴らしい。

これを超える曲はないのではないかと思わせるくらい、素晴らしい曲である。

メインボーカルのBryan Ferryはバンド解散後に出した個人のアルバムでもこの「Avalon」から離れることができず、ほぼ同じような曲が収められている(と言っても名曲ぞろいであるが)。

次にあげるのが、スクリッティ・ポリッティである。

アルバムが制作されたのが1985年。

相当昔の曲ではあるが、今聞いても古い印象はない。

当時のシンセサイザーやサンプリングを駆使して作成されているのだが、アルバム発表時はあまりの斬新さで評判であった。

有名な曲は「Perfect Way」であり、ジャズ界の大物であるマイルスデイヴィスがカバーしている。

Perfect Way
マイルスデイヴィスのカバー。

私が衝撃を受けたのが「Hypnotize」、

「Wood Beez」も素晴らしい。

その流れで紹介するのは「キースジャレット」。

彼の有名なアルバム「The Köln Concert (Live)」は必聴である。

このアルバムの読み方は「ケルンコンサート」。

ドイツのケルンで行われたライブを収録したアルバムで、曲は即興で演奏されている。

つまり事前に練習しているかもしれないが、その時に思いつくまま演奏し、その結果が相当高いレベルに達しているアルバムである。

このアルバムは聞くたびに新たな発見があり、そのすばらしさに鳥肌が立つほどである。

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Posted by yy2020